12月もいろいろありました-その3-        

12月もいろいろありました-その3-

市役所に絵が展示されました

   私の油絵「家族の肖像~昭和20年7月~」が今、厚木市役所本庁舎4階の廊下に展示されています。これはあつぎ大潮会会員の作品を順番で展示していくという企画で、私の作品の展示期間は3/20(水)までです。よろしかったら、市役所にお出かけの際にごらんください。

 絵は、私の祖父が昭和20年7月に40才で二等兵として召集される前日に撮った家族の写真をもとにしました。あの時代の雰囲気や家族の思いが伝わってくればいいなと思いながら、戦後70周年ということもあって描きました。絵の中の人物で存命しているのは、私の父(91才)と叔父(84才)だけとなりました。

家族の肖像~昭和20年7月~
※撮影時にちょっと光が反射してしまいました。

 戦争の記憶が風化しつつあります。何らかの形で語りついでいく必要がありますね。召集令状が来たときの祖父のつぶやき「俺のような年寄りに赤紙が来るようじゃ、日本も負けだな・・・」。多くの庶民の本音だったかもしれません。祖父は幸い一ヶ月内地にいただけで終戦を迎え、無事帰ってきましたが、死ぬまで兵隊時代の思いでをあまり語ろうとしませんでした。